中国河北省: 炭鉱事故が発生、死傷者多数

2005/11/08
更新: 2005/11/08

【大紀元日本11月8日】 11月6日午後7時40分ごろ、河北省ケイ台県の康立・石膏炭鉱で崩壊事故が発生した。直径約60メートルの区域が完全倒壊し、隣接する2つの炭鉱まで波及した。十数軒の平屋と2階建ての建物も巻き込まれて倒壊した。中新社が伝えた。

救援関係者によると、事故当時3つの炭鉱で合計約四十数人が地下で作業していたという。7日午前10時までに、16人が生還、18人が行方不明、22人の死亡(そのうちの10人は地上の建物にいた人)が確認され、18人の行方不明者は全部康立炭鉱の従業員と見られ、そのため隣接炭鉱での救助活動がすでに終了し、康立炭鉱で捜索が続いている模様。

3つの炭鉱は全部安全生産許可を得られていないという。

中国石炭業界では、官民の癒着が非常に深刻な問題になっている。多くの地方官僚が炭鉱に株投資し、経済的利益を優先して安全性が無視され、各地で事故が頻発している。官僚の庇護があるため、違法操業の炭鉱主もまったく恐れるものがなく、まさに無法状態と化している。