【大紀元日本10月26日】21日午後7時頃、山西省運城稷山翟店郷東村の商店街の路上で爆発事件が発生、警官2名を含む4人が血の海に倒れた。4人は救急措置を受けたが、このうち警官一人がまもなく死亡した。
爆発が発生したのは装飾品の小売店の前で、店主の名は任俊虎さん、今年40歳の当村人で、この街で装飾業を十数年間営んでいた。
任さんの岳父で、今年で75歳になる任東海さんが爆発の一部始終を目撃していた。事件発生前、彼の娘(任俊虎の妻)が彼を探して、「黄石煥が店で騒いでいるのですが、俊虎が家に居ません。早く店に行ってください!」と言っていた。
黄石煥は今年29歳、任俊虎と同村で、2001年の4月に、任俊虎を故意に傷つけた罪で2年の懲役に処せられていた。任東海が店に戻ると、酒気を帯びた黄石煥が金魚鉢を壊し、ひっきりなしに何か呟いていた。任東海と会話をしている間、彼はしばしば上着の左側を手で探っていた。警戒した任東海は、一歩踏み出して彼の両手を掴み、動きが取れないようにした。
こうして両者が対峙していた時に任俊虎が外出から戻り、翟店派出所から警官2人も駆けつけた。黄石煥がそれを見て逃げようとするその瞬間、丸い鉄の塊が警官の前に転がった。
大きな音が鳴り響き、人々が我にかえると、爆発によって4人が重傷を負っていた。負傷したのは翟店派出所の黄雲峰副所長、警官の賀国峰さん、任俊虎さん、通行人の賈全生さんで、黄所長はまもなく死亡した。
「黄石煥が上着の左のポケットをひっきりなしに探っているのを見て、私はポケットに刃物があるのだろうと思った。しかし、意外にもそれは手榴弾だった。そうでなければ必死に彼の手を離さなかったでしょう」。任東海は、今回の爆発による破片で、体に多くの傷を負った。彼は、もう一度黄石煥の手を捕らえなかったことを後悔していた。
逃走した黄石煥は、事件発生から16時間後に警察に逮捕された。
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