【大紀元日本10月21日】9月27日のVOAのニュースによると、スイス・クレディス銀行は中国建設銀行に5億ドルの出資を撤退することが分かった。
今年6月に「フィナンシャル・タイムズ」の報道では、スイス・クレディス銀行は中国建設銀行の株権を買付けの考えを示した。買付けをめぐって、中国建設銀行との間ですでに1ヶ月の交渉を行ったという。
スイス・クレディス銀行は出資することによって中国銀行と業務関係の企業に対し、債券、株券、デリバティブ及びM&Aのコンサルタントなどの様々な金融サービスを提供する考えだったが、今回の撤退によって、中国建設銀行の香港での上場のサポート者はアメリカのBANK OF AMERICA CORPとシンガポールのTemasek Holdingsグループだけになった。
撤退理由が明らかにしていないが、最近、頻発した金融機関の不祥事、特に中国四大銀行の支店長ら42人が22.3億米ドルに相当する金額を不正流用したことが発覚、海外に集団逃亡計画事件、また、最近中国各地の貧富差によるデモ抗争などの不安定な要素が多いため、中国へ進出を見直したという見方がある。