【大紀元日本10月16日】中国大陸の旧正月、労働の日(5月1日)、国慶節(10月1日)における大型連休制度が各界から厳しい批判を浴びた。香港の文匯日報は、これらの大型連休は中国の生態系、文化、旅行、サービスにおいて災難をもたらしていると報じた。中央社が伝えた。
報道では、まずは多くの観光地区が大型連休時に旅行者を誘致するために過剰に開発し、自然生態系を破壊しているとした。
そして、博物館への観覧客も大型連休で各地から人が寄り集まり、人の波で文化財の保護ができなくなることも多々あるという。
また、大型連休期間中、旅行者は普段より高い代価を支払うにも拘らず、普段より質と量が劣るサービスしか受けられない。このような光景は特に観光地での典型的な売り方だという。
さらに、大型連休制度が実施されて以来、交通、運輸、公安、飲食などの業種に従事する人々は休むことができず、労働時間が通常の勤務時間より数倍も増えた。連休は彼らにとって飛んだ災難だとしか言いようがないのだ。
外資企業:マイナスの影響
また、外資企業も中国政府に対し、7~8日の大型連休はもちろん中国の特色であり、外資企業も郷に入れば郷に従おうとする。しかし、中国のビジネスは国際社会との密接な関係が日々増しているとし、国際社会と連携の取れる休暇制度を求めている。
大型連休で、中国大陸各地は黒山の人だかりで、交通運輸システムは負荷に堪えない現象が現れ、今年はすでに悪評となった。