【大紀元日本9月19日】ある情報によると、中国電信局は現在Skype(スカイプ)をはじめとするネットワーク通信ツールの封鎖を計画し、すでに具体的な実施段階に入ったという。
具体的な措置として、Skypeサーバーを封鎖し、ユーザー登録を不可能にするという。しかし、情報によれば現在の技術手段では完全にネットワーク通信ツール機能を制限することができないため、今後はネットワークの流量監視・制御システムを作り上げ、常にネットワーク通信システムを利用するユーザーを見つけ出し、通信データを切り離すなどの手段で通信品質を低下させ、使用を制限させるという。
中国の第1財政経済日刊新聞9月8日の報道によると、最近深セン関外に住んでいる王氏は面倒なことが起きたという。彼は普段利用しているSkypeにアクセスしようとしたが、突然「サーバーにつながりません」とのメッセージが表れたという。深セン電信局の10000号に問い合わせたところ、かえってきた返事は意外にも、彼がSkype out機能を使用したためにすでにブラック・リストに入れられ、二度とこの機能を使用しないと保証しなければ、罰金処分するとのことであった。
第1財政経済日刊新聞記者は7日、この件で10000号に問い合わせたところ、技術部担当は「電信局はユーザーのネットワーク電話の使用を許可しない。一旦発覚すればネットが切断させられる。また、深セン電信局は、ユーザーとインターネット使用契約をする際、契約書の約款に、ネットワーク電話の使用を禁止するとの内容が明記されているという。
情報によると、中国電信はすでに国内のソフト、ハードウエアの供給会社らと、これらのことについて相談しているという。北京、上海、広州、深センなどの大都市ではすでに部分的試行を開始し、2006年から2007年にかけて全面的にこの計画を実施するという。
では、なぜ中国電信はSkypeを封鎖しようとするのか? ただ、Skypeがネットワーク通信ツールだというだけの理由なのか? 直接的原因はやはりSkypeネットワークの無料通話にあるようで、中国電信の利益を直撃すること、更に重大な問題としてSkypeの監視できない特性が、すでに中国安全部門の監視・制御の死角になっているからであるという。
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