【大紀元日本9月30日】新華ネットによれば、北京軍部は27日内モンゴルで「北剣-2005」軍事演習を実行した、中国共産党(以下、中共)政権設立以来、史上最大規模の装甲部隊による実戦対抗演習と伝えられ、24カ国の軍事観察員が演習を参観したという。国際評論界では、中国装甲部隊の全体戦闘能力と中共政権の好戦的本質が暴露されたと冷ややかな見解が上がっている。
報道によると、軍事演習は北京軍区の朱日和合同戦術訓練基地で行われた。参加した総兵力は約1万6千人、戦車、装甲車、各種の大砲数百基、軍用車両約千台以上が投入された。演習は軍備の等級転換、遠距離装備起動、装甲車と砲兵の実弾攻撃審査、戦闘実施などの4段階に構成され、外国軍事視察員らには第4段階の落下、反落下、流動攻撃、レーザーアナログによる実戦対抗および装備の緊急戦場修理などが公開されたという。
米国をはじめ24カ国から40人の軍事視察員が演習を参観した。
軍事演習で、戦車が陸兵に依存し、分散攻撃する従来の伝統戦術を変え、戦車による集中攻撃の独立作戦を実行した、最大限に戦車の威力を発揮するためと見られ、1つの「躍進」とも言える。今回の演習から、装甲部隊が中国陸軍の主戦力になったことが明らかにされ、中国軍事戦術においての歴史的な変革といえる。
国際評論界では、平和社会の中まったく軍事脅威などないにもかかわらず、中共が再三、軍事力を増強していることを疑問視する声が上がっている。現時点では中国の軍事力は全アジア諸国を合わせたものを超え、中国軍部高官が核恐喝発言をし、8月にはロシアと合同軍事演習を実行した。一連の出来事を受け、国際社会が中国当局の行動に憂慮し始めている。
(大紀元記者・文華)
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