【大紀元日本9月27日】9月26日午前、直訴者約200人が天安門城楼の前で抗議を行った。金水橋前にいる警察が応援を呼び、抗議者を逮捕し始めたところ、二人の老婦人が中南海方向に向いて跪き、無実を申し立て、まわりの観光客の衆目を集めた。数分後、抗議者約70人が逮捕・連行された。
調べによると、直訴者200人中、約80人が河北省の唐山市から来たという。唐山は官僚の腐敗問題が深刻な地区であり、直訴者らが北京の上層政府機関を訪ね、公正を求めようとしたところ現地の警官と官僚達に止められた。多くの直訴者が長年かけて陳情を行っても、問題は解決されないだけでなく、その上また頻繁に警官に殴打・拘留され、強制労働による再教育、強制労働による思想改造などをされている。農民2万人余りの代表者・張友仁さんは、唐山市の党書記の罷免を呼びかけたため、この二年間ずっと警官により監視と拘留されている。