瀋陽、ハルビン:原因不明の高熱で病院満員、3人死亡

2005/08/13
更新: 2005/08/13

【大紀元日本8月13日】中国東北の瀋陽ハルビンの両市で先頃、高熱患者が突然殺到し、瀋陽市ではすでに3人が死亡したという。両市の病院はすでに満員となり、地元住民はパニック状態であるという。「希望の声・国際ラジオ放送局」が伝えた。

情報筋によると、瀋陽とハルビンには最近高熱症患者が多く現れ、瀋陽の軍区総院、463病院、感光病院など大病院のほか、区レベルの病院までもすでに満員となっており、ハルビンも、省レベルの病院はほとんど満員という。

取材に応じた瀋陽のある患者の家族によると、自分の両親以外、ハルビンにいる親戚も最近突然高熱に掛かり、病院に運ばれた人が多いという。病状は、当初のSARSと似ており、患者が突然、原因不明の高熱が出ており、意識を失い、人事不省に陥るという。家庭の間などで、互いに感染しているようだ。患者の家族よれば、患者は豚肉、あるいは牛肉に触れたことはないという。

中国各地は最近、感染病の症例報告が相次いでいる。瀋陽市については、中国衛生部は炭疽菌による感染症の制圧宣言をこのほど行ったばかりだが、5日には瀋陽市に12例の疑似感染があると発表した。

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