【大紀元日本7月4日】27日午後5時ごろ、北京市政府門前で、30歳余りの男性が焼身自殺を図ったが、未遂に終わり逮捕された。
当時、直訴者20人が市政府前の小花壇にいた。彼らは、市政府の南から藍色の服・帽子を着用した身長1メートル70センチ前後の男性が歩いてくるのを目撃した。彼は、頭に病院で使用する衛生帽をつけ、濃藍色の帽子をかぶっていた。
男性は、泣き叫びながら市政府に向かって歩いてきた。直訴者が目撃したところでは、彼は歩きながら体にガソリンをかけていた。市政府前で彼は10人余りの武装警察に取り押さえられた。彼の全身からは強烈なガソリンの匂いがしたが、警察によって粗暴にもベルトで縛りつけられ、5分もしないうちにパトカーで連行された。
現場にいた直訴者によると、捕まった男性は拘留か、さもなければ刑に処せられるという。また、北京からの直訴者はこう語っている。「警察のやり方は酷すぎる。ベルトで彼の腕を縛ったので、私は彼らに手を緩めさせた。人々は皆生活が困難になっている。止むを得ない状況に追い込まれなければ、誰だって焼身自殺などしない。彼は、生死さえも度外視しているのである。また、彼が解放されて手が不自由なっていたらどうするのか。」
(記者・趙子法)
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