チベット人虐殺で、江沢民らスペインで起訴される

2005/07/01
更新: 2005/07/01

【大紀元日本7月1日】マドリードからの報道によると、マドリードに本部を持つチベット人権運動を支持するNGO団体は6月27日、江沢民前国家主席、李鵬前国家首相及びチベット自治区政府の幹部らを相手取り、ジェノサイド(集団殺害罪)、国家テロリズム拷問などの罪でスペインの国家裁判所に提訴した。ラジオ自由アジアが伝えた。

スペインの法律では、他国で起きた犯罪に対してもスペインの裁判所は裁判管轄権をもつと規定している。提訴を起こしたNGO団体によると、1951年、中国政府の軍隊がチベットに進駐して以来、百万人にも上るチベット住民が殺害され、または行方不明になっているという。これはこの団体が初めて、チベット問題のために中国政府の指導者を訴えた。

スペインはかつて1998年にチリのピノチェト元大統領に対して有罪判決を下し、ロンドン訪問中のピノチェトを逮捕した。

今回の提訴が受理されるかどうかはこれから注目される。受理の決定は数週間後に発表されると思われる。