【大紀元日本6月12日】『民主太平洋連盟(Democratic Pacific Union, DPU)』は、今年8月の発足に先立ち、昨日(10日)東京都内で準備会議が開催された。日本のほか、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、フィリピン、台湾、インドネシア、八カ国から約170名の各界の有識者が会議に参加。連盟の呼びかけ人、台湾の呂秀蓮副総統はテレビ会議を通じて講演を行った。呂副総統は、2005年現在、世界には未だ五つの共産主義国家が存在し、そのうち、キューバを除き、中国、北朝鮮、ラオス及びベトナムがアジアにある。これらの共産独裁国家はそれぞれの地域の安定を脅かしていると同時に、世界の平和にとっても脅威であると指摘した。
日本超党派国会議員組織「日華議員懇談会」の平沼赳夫会長及び駐日台北経済文化代表・許世楷氏のほか、各国の政治界、経済界及び学者らも講演を行った。
中国共産党員の脱党人数が日ごとに増加し、独裁中共が崩壊寸前と見られる現況の下、環太平洋地域において民主主義、平和、繁栄を促すことが世界の長期的な安定につながると主張する民主太平洋連盟の発足が、ますます注目されている。
(東京=謝冠園)
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