【大紀元3月13日報道】(AFP通信、パリ、12日)石油輸出国機構(OPEC)が今週イランで開かれる会議で、現在の生産枠と高い原油価格を維持することを協議する予定だとアナリストが指摘している。
石油の需要に減少傾向が見えない今の情況下で、石油輸出国機構のアハマド議長は、本日、生産枠の上限を毎日2700万バレルに維持することを表明した。
国際エネルギー機関(IEA)から昨日発表された意見は、全世界で石油需要が増加している現在、2005年には毎日33万バレルの増加が必要で、毎日の原油需要量が8430万バレルに達する見込みであると指摘した。北米の寒冷気候、米国経済の成長と中国消費の増加などが、石油需要増加の主な原因だと考えられている。
石油輸出国機構(OPEC)の石油生産高は、全世界石油生産高の40パーセントを占めている。石油輸出国機構は16日にイランのイスファハンで会議を開く予定で、これは1971年以来、石油輸出国機構国が初めてイランで会議を開くことになる。
クウェートのエネルギー相も担当している石油輸出国機構議長のアハマドは、石油市場の波動に従って、石油輸出国機構が“市場供給量と石油価格の安定を目標にして、市場の情況を研究する”と話した。
彼は、また石油輸出国機構非加盟産油国を16日の会議に招いて、共同で石油市場の安定を図ると話した。
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