写真や位置情報を報告 8400万人の働き手を管理へ
中国で配達員が「流動哨兵」に 街の情報を集める監視役
料理を届ける配達員が、実は「街を見回る監視役」でもある。中国では、そんな仕組みづくりが進んでいる。
中国共産党は23日、フードデリバリー配達員や配車サービスの運転手など、会社や組織に縛られない働き手への管理を強める方針を打ち出した。党組織を職場に設け、政治活動を広げるほか、一部地域では配達中に街の異変を見つけると、写真や位置情報を行政へ送る仕組みも導入されている。
中国では、こうした新しい働き方をする人が約8400万人に上る。毎日、住宅街や商店街を回り、多くの人と接するため、当局は「管理が及びにくい一方で、大きな影響力を持つ集団」とみている。
関連記事
中国では、図書館の無料Wi-FiでVPNを使っただけで利用が把握される時代に。専門家は、公共Wi-Fiが監視の入り口になっていると警告
「空にもう一つの街」が現れた。中国で撮影された幻想的な蜃気楼が話題に。自然現象か、それとも別の何かなのか
予告のないダム放流、避難の遅れ、支援不足、そして情報統制。中国で繰り返される「天災人禍」の実態を追った
中国で相次ぐ残虐な犬虐待事件を受け、動物保護法の制定を求める声が国内外で高まっている。そんな中、中国国営テレビは「保護犬詐欺」を大々的に報道。「犬虐待問題から世論をそらす狙いではないか」との批判が広がっている