中国社会を縛る「ブラックリスト」の現実
一度「陳情者」と見なされると終わり 北京の弁護士が直面した見えない監視
北京で働く一人の弁護士が、突然「陳情者」として扱われ、日常生活に深刻な支障をきたしている。本人は抗議活動や陳情を行った事実はない。それでも一度付けられたこのレッテルは、2年が過ぎても消えない。
この弁護士は、国営通信社や大手メディアで記者や編集を務めた経歴を持ち、現在は弁護士として活動している。それでも今回の問題から逃れることはできなかった。
中国では「陳情者」とは、本来は行政に不満を訴えるために役所へ足を運ぶ人を指す。しかし実際には、このラベルが付いた瞬間、その人は「要注意人物」として扱われる。駅や地下鉄、街中の検問で頻繁に呼び止められ、行動の自由が制限される。場合によっては移動そのものが難しくなることもある。
関連記事
中国の長鑫科技が次世代DRAMの4F²構造で開発進展を発表し、半導体大手の株価が下落した。一方、量産規模や歩留まりは不明で、短期的な競争への影響を市場が過大評価しているとの見方も出ている
中国・成都の住民が、ロシア帰国者の死亡とペストとの関連を示唆する話を医師から聞いたと証言。地元当局は関連情報をデマと否定する一方、感染情報は非公開と説明した。中国国内の患者や死亡例の真偽は確認できていない
中国で高級食材「上海ガニ」が値崩れ。餌代は高騰、売り上げは激減。「もう養殖をやめたい」と生産者が悲鳴を上げている
誘拐され、脅されて借金を背負わされた中国の俳優。金はすべて犯罪組織に奪われたのに、救出後も返済を続けている。事件は国営テレビでも報道され、被害は明白。それでも救われないのはなぜ?
中国の病院職員2人がタイ旅行中、ホテルのプールで死亡。「臓器を奪われた」との噂が広がった。当局は否定したが、疑念は消えない。なぜ人々は、そこまで疑うのか