イメージ画像。路上で警備にあたる中国の公安の様子。2020年4月7日、北京。(NICOLAS ASFOURI/AFP via Getty Images)
中国社会を縛る「ブラックリスト」の現実

一度「陳情者」と見なされると終わり 北京の弁護士が直面した見えない監視

北京で働く一人の弁護士が、突然「陳情者」として扱われ、日常生活に深刻な支障をきたしている。本人は抗議活動や陳情を行った事実はない。それでも一度付けられたこのレッテルは、2年が過ぎても消えない。

この弁護士は、国営通信社や大手メディアで記者や編集を務めた経歴を持ち、現在は弁護士として活動している。それでも今回の問題から逃れることはできなかった。

中国では「陳情者」とは、本来は行政に不満を訴えるために役所へ足を運ぶ人を指す。しかし実際には、このラベルが付いた瞬間、その人は「要注意人物」として扱われる。駅や地下鉄、街中の検問で頻繁に呼び止められ、行動の自由が制限される。場合によっては移動そのものが難しくなることもある。

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