2014年12月9日、中国北京市で、建設現場の勤務を終えた後、バスを待つ中国の出稼ぎ労働者たち。中国には4,000万人以上の建設労働者がいると推定されており、その多くは仕事を求めて小さな地方都市から大都市へやって来る。(Photo by Kevin Frayer/Getty Images)

アメリカの法律事務所が中国本土からの撤退を加速 シンガポールに移転も視野

米国のローファーム(法律事務所)が、中国本土からの撤退を急いでいる。資本市場の悪化、構造的な経済問題、地政学的な緊張など、経営環境の悪化がその要因とされる。

中国法務部の統計によると、外国法律事務所の中国事務所の数は2017年以降減少傾向にある。2022年末までに205件に減少し、現在はさらに減少していると推測される。

「日経アジア」が8日に報じたところによると、法律サービスデータベース「レオパードソリューションズ」によれば、2022年初頭から7月までに中国内の米国ローファームの従業員数は約100人減少し、545人となった。また、2019年には中国に64の米国ローファームが存在したが、今年末までには60以下に減少する見込みだ。

▶ 続きを読む
関連記事
米アンソロピックは、中国の複数AI企業が利用者に知らせずClaudeを利用し、回答を自社サービスに表示していた疑いがあると指摘。軍・警察や企業の機密情報が海外に送信された可能性も浮上した
中共の新たな出入国管理規定が9月15日に施行される。政府機関や国有企業、金融機関、病院、大学では、職員本人だけでなく、家族の外国パスポートや永住権についても調査が広がっている
辞職できない中国の公務員が、勤務先に預けていたパスポートを取り戻すため15日間無断欠勤し、解雇されたとSNSで明かした。中国では政府機関や国有企業、金融業界などで出国制限が広がっている
中国の小学校在籍者数が2025年、前年から406万人減少した。小学校も8千校減り、空き校舎を高齢者施設などに転用する動きが進む。一方、60歳以上の人口は3億2338万人に増え、高齢化が加速している
世界最速で高齢化が進む中国のEV市場。車齢5年を超えた車両の中古買取拒否や、暗号化されたバッテリー情報の壁、高額な交換費用と大量廃棄リスクなど、中国製EVが直面する深刻な構造的課題を解説