昨年7月9日、中国人民銀行本部前を歩く女性。(Adek Berry/AFP via Getty Images)

中国 海外送金の規制を強化 1回15万円超で詳細確認

中国本土から海外への送金をめぐり、来年1月から新たな規制が導入される。個人による越境送金が1回1千ドル(約15万円)を超える場合、銀行が確認を強化することを求めている。本人確認に加え、資金の使い道、送金先、口座の開設目的や利用状況などについて説明しなければならない。この規定が公表されると、すぐに多くの人から不安の声が上がった。

西安に住む汪さんは大紀元に対し、香港で生命保険に加入しており、毎年ドル建てで保険料を送金していると話した。新たな規制によって手続きが複雑になり、保険料が無事に香港へ送金できるのか、不安を感じているという。

李さんは、さらに強い不安を抱えている。海外での投資や生命保険の支払いを行っているほか、移住も計画しているため、資金の準備として成都の住宅を売却し、外貨に換えた。しかし、規制の施行まで残り2週間を切る中で、どうすればよいのか分からないと語り、少額ずつ分けて送金する方法しか思いつかないが、その場合は出入国時のリスクも高まると話した。

▶ 続きを読む
関連記事
6歳の女児が、実験的な遺伝子編集治療を受けた後に死亡した。中国ではこうした試験を実施するための基準が異常なほど低く、研究型病院の承認さえ得れば、研究者はこのような議論を呼ぶ臨床試験を進めることができる。
英誌「ネイチャー」に掲載された中国名門大の論文2本が撤回。研究チームの原データ改ざん疑惑が浮上し、大学幹部の更迭にも発展している。
高級ブランド大手エルメスのアクセル・デュマ執行会長は、消費動向を判断する指標として豚肉価格に注目していると明らかにした。豚の生体価格は約10年ぶりの低水準に落ち込み、養豚企業の赤字も拡大している
中国系カナダ人の女性はNATOでの実習中にスパイ活動を行った疑いで逮捕された。中共が海外人材を利用してひそかに情報を収集する手法に、改めて批判が集まっている
リンゴ1個約1万円? 上海に登場した「リンゴ専門店」同じ品種はネットなら数百円で買えるのに1万円。一方で、狙いは価格ではなく「話題性」だという見方も