左は映画『得閒謹制』のオンライン作品紹介画面、右は空席が目立つ上映座席図。(スクリーンショット)
中国映画館に広がる静かな抵抗。

娯楽ボイコット下の中国映画館に広がる「満席演出」

中国で「娯楽ボイコット」が広がる中、政府系メディアが盛況を強調する愛国映画『得閑謹制(GezhiTown)』が公開された。初日興行は1億元(約20億円)を突破したと宣伝され、中央テレビまでが成功をアピールした。

しかし、SNSに投稿された映画館の光景はそれとはまったく異なる。

実際に映画館へ足を運んだ市民の間では「ほとんど人がいない上映回ばかりだった」との声が多数寄せられ、公式発表どおりの盛況だったのか疑問視する空気が広がっている。

舞台は山間の小さな町。戦時下で住民が家族を守ろうとする姿を描いたもので、主演のシャオ・ジャン(肖戦)は中国でもトップクラスの人気俳優だ。公開前から国営メディアは集中的に宣伝し、成功を印象づけようとしてきた。

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