左:服のファスナーに取り付けられた暗証番号付きの小型ロック。右:『試着の際はタグを外さないでください。外した場合は返品・交換不可』と書かれた巨大タグ。(ネット画像より合成)
まもなく「ダブルイレブン」 返品制度を悪用する客に業者が「物理的防御」で対抗

中国通販で異変 服に鍵と巨大タグ?「着て返す客」を止める苦肉の策

まもなく中国最大の通販セール「ダブルイレブン(11月11日)」が始まる。しかし業者たちを悩ませているのは、販売競争よりも「着て返品する客」の存在だ。

中国の通販サイトでは「7日以内なら理由を問わず返品できる」という制度があり、本来は消費者保護のために設けられたものだ。だが近年、この制度を悪用し、一度着て外出したあとに返品するケースが急増している。

公開データによると、女性服の返品率は50〜60%、ライブ配信販売では80%を超えるという。多くは品質に問題があるわけではなく「数日だけ着て写真を撮って返す」「イベントで着て使い終えたら返品する」などの行為が横行している。

▶ 続きを読む
関連記事
北朝鮮の核実験探知を研究していた中国系米国人地震学者がスパイ罪で中共に拘束された。地下核爆発を隠蔽する技術技術が狙いか
中国・内モンゴルの高速道路で大型トラックが検問を突破。なぜ彼らは止まらないのか
中国の映像業界でAI制作が急拡大し、ショートドラマ俳優の仕事が激減。帰郷して農業や野菜販売に従事する例が相次ぐ。制作コストの差と需要減が、業界に深刻な失業をもたらしている
中共が政府公認のカトリック教会への統制を強めている。各地の教会では政治学習や「宗教の中国化」が求められ、教徒からは監視強化や地下教会への圧力を懸念する声が上がっている
小売はマイナス、自動車販売は16%減、不動産投資は16.2%減――。中国経済の悪化が止まらない。米中経済安全保障調査委員会は、中共が掲げる今年の成長目標「4.5~5%」も未達に終わると分析している。