アステラス製薬本社(大紀元撮影)

アステラス社員に実刑 恣意的な反スパイ法運用 企業が動揺

中国・北京市の裁判所は、アステラス製薬に勤務する60代の日本人男性社員に対し、スパイ活動の罪で懲役3年6か月の実刑判決を言い渡し、男性は28日の控訴期限までに控訴せず、判決が確定した。この男性は2023年3月、勤務任期を終え帰国のために北京空港に向かう途中、中国当局に拘束されていた。

判決内容によると、男性は日本の情報機関の依頼を受けて中国に関する情報を提供し、報酬を得ていたとされる。裁判では罪を認めたことから判決を下した。中国の裁判は二審制だが、男性が控訴を行わなかったため一審判決がそのまま確定となる。日本大使館によれば、未決勾留期間も刑期に含まれ、男性は服役することになった。

この問題は日中間の懸案事項のひとつとなっており、日本政府は引き続き拘束された邦人の早期釈放を中国政府に申し入れている。判決確定を受け、駐中国日本大使館は「拘束中の邦人の早期釈放を強く求めるとともに、今後とも邦人保護の観点からできる限りの支援を行っていく」としている。

▶ 続きを読む
関連記事
海外の民主活動家らがニューヨークのタイムズスクエアで集会を開き、中共による法輪功学習者への迫害停止を訴えた。インディアナ州選出のマリン・ストゥッツマン連邦下院議員も活動への支持を表明
中国共産党による法輪功迫害の開始から27年。米連邦議会議員15人とCECCが、拘束や拷問、強制的な臓器摘出、国境を越えた弾圧を非難し、迫害停止や責任者への制裁を求めた
中国共産党(中共)による法輪功への弾圧が始まってから27年が経った。大連で夫と息子とともに穏やかに暮らしていた袁暁曼さんは、夫の拘束や労働教養、自身への判決を経験し、一家は引き裂かれた
米国務省は大紀元時報に対し、アメリカ国内で行われる中共政権による越境弾圧に対抗し、法輪功学習者など弱い立場の人々を守る方針だと明らかにした
法輪功に対する中共の残酷な迫害が始まってから20日で27年となる。超党派の複数の連邦議員が動画でのメッセージや書簡を通じて法輪功への支持を表明し、中国共産党(中共)による迫害を受ける法輪功学習者に深い同情を示すとともに、中共の責任追及や迫害関与者への制裁を求めた