2月実質賃金1.3%減 賃上げが物価に追いつかず
厚生労働省が8日発表した2月の毎月勤労統計調査(従業員5人以上の事業所)によると、2月の実質賃金は前年同月より1.3%減少した。賃上げが物価上昇に追いつかない状況は継続している。
基本給や残業代などをあわせた現金給与総額(名目賃金)は昨年の同じ月に比べて1.8%増の28万2265円だった。26か月連続のプラスとなる。
物価の高騰は続いていて、消費者物価指数(CPI)の前年同月比は3.3%上昇した。物価変動を反映する実質賃金は23か月連続のマイナスを見せた。
関連記事
高市政権による対中強硬姿勢と日中関係の緊張を背景に、日本のスーパーでWeChat PayやAlipayの導入廃止が相次いでいる
日銀が公表した12月会合議事要旨で、9人全員が賃金・物価上昇継続を指摘。円安・労働不足によるインフレ圧力を考慮し、追加利上げを視野に。実質金利はマイナス圏で、金融緩和継続中
総務省発表の12月消費者物価指数は前年比2.1%上昇、日銀2%目標を上回る。コアCPIも2.4%上昇も鈍化。日銀は金融政策会合で金利0.75%据え置き。植田総裁「影響評価に時間必要」と慎重姿勢
財務省発表の貿易統計で、12月輸出は前年比5.1%増の10兆4千億円、4か月連続拡大。円安が価格競争力を高め電子部品などが好調。一方対米輸出減で貿易黒字は1057億円に縮小した
高市総理は衆院解散発表直前の19日、経済団体連合と懇談し、「責任ある積極財政」の下での投資加速と賃上げ定着を要請し、サプライチェーン強靱化による事実上の「脱・中国依存」へ協力を求めた