みんな知らない?キュウリの効能 暑さを和らげ、血糖値を下げ、体重を減らす(2)

減量と美容 極めて低カロリー

スイカ、ゴーヤ、ヘチマ、パパイヤ、ナスなどの夏瓜が比較的低カロリーでダイエットに良い食材であることは誰もが知っていますが、キュウリとは比べものにならないほどです。

キュウリは100グラムで15カロリーしかありません。これは超低カロリー食品と呼ぶことができますね。

減量効果は非常に顕著です。 新鮮なキュウリに含まれるキュウリ酵素は強力な活性生物酵素であり、新陳代謝を効果的に促進し、血液循環を促進し、肌の保湿と美肌効果を実現してくれるのです。

キュウリには、タンパク質、ビタミンC、E、Bなどのビタミン、カリウム塩、カルシウム、鉄などのさまざまなミネラルが豊富に含まれているため、体重を減らしながら体を強化し、体重減少による弊害を回避することもできるのですね。

キュウリに含まれるカリウム塩には、血液の代謝を促進し、体内の余分な塩分を排出する効果があります。 これらの栄養素は筋肉組織の成長と発達を促進し、筋肉の弾力性を維持し、血管の硬化を防ぐ効果があります。 さらに、キュウリに含まれる繊維は、腸内の腐敗物を除去し、腸を滑らかにし、便秘を防ぐ効果があります。 これは肥満の解消や美白・美肌にも重要な要素ですね。

そのため、キュウリはダイエットと同時に、丈夫で健康的な体を作ることができ、ダイエットや美容成分としてより理想的な食材なのです。

血糖値を下げ、糖尿病を治すことを助ける

健康な人も糖尿病患者も、血糖値を安定させることが重要であり、そのためには低GI(血糖指数)の食品を上手に利用することが必要です。 果糖はショ糖やブドウ糖に比べてGI値が低く、インスリンによって代謝されないため、糖尿病患者にとって選択すべき糖です。

キュウリに含まれる果糖などの糖質は、通常の糖代謝に関与しない糖なので、糖尿病の人がキュウリを食べても血糖値が上がらないどころか、血糖値が下がります。 糖尿病患者がよく食べる瓜や果物の代表的な食品です。

抗アルコールと解毒、肝炎および肝がんの予防と治療

伝統的な中国医学では、キュウリの緑色が肝経に入り、肝に栄養を与え、肝を保護し、アルコールを和らげ、解毒する効果があると考えられています。現代の研究では、キュウリに含まれるアラニン、アルギニン、グルタミンが肝臓病、特に肝疾患患者に有益であると考えています。アルコール性肝硬変のある患者に一定の補助的な治療効果があり、アルコール依存症の予防と治療に役立ちます。 したがって、キュウリは夏の夕食や宴会に欠かせない肝の守護者です。

また、キュウリに含まれるククルビタシンCには、免疫力を大幅に向上させ、抗インフルエンザ、抗腫瘍効果があることが動物実験で判明しています。 この物質は慢性肝炎および持続性肝炎の治療にも使用でき、原発性肝がん患者に対して一定の補助治療効果があります。

キュウリの禁忌

【その1】きゅうりは冷たい性質のために、サラダとして生で食べることがほとんどですが、脾と胃虚寒、慢性的な病気、弱い人はできるだけ食べないようにしてください、そうでなければ、腹痛や下痢を引き起こしやすいです。 冷えを和らげたい場合は、ショウガやニンニクなどの温かい香辛料を加えると中和されます。 それでも、注意して食べるべきです。

【その2】 肺や呼吸器系の慢性疾患のある人、特に虚弱で陽気が不足している高齢者は、キュウリの食べ過ぎを減らすか、食べないほうが良いです。キュウリを食べ過ぎると、肺に風邪がたまりやすく、その結果、咳や痰が発生します。肺システムが生成します。

【その3】 キュウリを切るときに「頭と尻尾を切り落とす」ことはしないでください。 キュウリのつるの隣の端には、抗がん作用と肝臓保護作用のあるククルビタシン C の一部である苦味成分が多く含まれています。食べるときにすべてを取り除かないでください。 肝臓の保護と解毒に加えて、苦味には消化管の炎症に対する独特の効果もあり、消化液の分泌を刺激し、大量の消化酵素を生成し、食欲を増進し、胃と胆嚢を強化します。

(完)

白玉煕
文化面担当の編集者。中国の古典的な医療や漢方に深い見識があり、『黄帝内経』や『傷寒論』、『神農本草経』などの古文書を研究している。人体は小さな宇宙であるという中国古来の理論に基づき、漢方の奥深さをわかりやすく伝えている。