2020年に神戸で行われた潜水艦「たいげい」の浸水式および命名式(防衛省)

日本の防衛産業活性化へ…小野寺氏、国防貢献で「感謝と名誉」制度創設目指す

転機を迎える日本の安全保障。そのひとつが、防衛装備品の海外移転(輸出)だ。小野寺五典元防衛相(自民)は、防衛産業を支援し活性化させる取り組みとして、国防に貢献する企業に対する感謝と名誉を与える制度の創設を進める考えを示した。

これまで表彰制度は退職した自衛官を多く雇用する企業に限ってきた。小野寺氏は今後、防衛装備を生産する企業にも拡大させ、さらに積極的に国防に貢献する企業に対する表彰制度を創設できるよう、政府と調整している。5月初旬、米ワシントンのシンクタンク・戦略国際問題研究センター(CSIS)のパネルディスカッションに出席した際に明らかにした。

政府は去年12月に改定した国家安全保障戦略で武器を含む装備品の輸出を進める方針を示した。今国会のなかで最重要法案とされる、防衛力の強化に向けた2法案「防衛財源確保法案」と「防衛生産基盤強化法案」の国会審議が行われている。

▶ 続きを読む
関連記事
富士通は3月10日、防衛装備庁の防衛イノベーション科学技術研究所から「令和7年度 意思決定迅速化実験装置の研究試作に基づく防衛用マルチAIエージェントによるAI幕僚能力獲得の研究」を受注したと発表した。AIエージェントを活用し、自衛隊の意思決定を支援する新たな作戦支援技術の研究開発を進める
3月9日、日本初の国産の長射程ミサイルの発射装置を陸上自衛隊の駐屯地に搬入した。中共による安全保障上の脅威に対応するため、日本が踏み出した重要な一歩との見方が広がっている
国産の遠距離ミサイルを搭載した発射装置の第一陣が9日、陸上自衛隊の駐屯地に搬入された。読売新聞によると今月23日以降にも熊本市の陸上自衛隊・健軍駐屯地に配備される予定だ。
小泉防衛大臣が航空自衛隊松島基地(宮城県)を視察し臨時記者会見を行った。東日本大震災から15年を迎える被災地への思いや、イラン情勢に伴う邦人退避への備え、松島基地の今後の運用方針などを語った
王毅外相の会見の裏に潜む中国の「三戦(法律戦・心理戦・世論戦)」の真の狙いが、日本の自衛権制約と沖縄の主権剥奪にあることを暴き、日本が取るべき対抗戦略を提言するオピニオン記事