2021年3月25日、台湾台中市のセントラル台湾サイエンスパークにあるTSMC工場(Sam Yeh/AFP via Getty Images)

TSMC機密漏えい事件で元社員らの懲役確定 東京エレクトロンは監督責任で賠償

台湾初の国家中核技術漏えい事件でこのほど判決が言い渡され、TSMC(台湾積体電路製造)の元社員2人が営業秘密を漏えいしたとして、それぞれ懲役10年と6年を言い渡された。台湾で国家安全法に基づく判決が確定した初めての事件となった。

台湾最高法院(最高裁)は、TSMCの元社員2人の上告を棄却し、元エンジニアの陳力銘に懲役10年、元社員の陳韋傑に懲役6年を言い渡した。2人は現在も勾留されており、近く刑務所に収容され、服役する。

このほか、TSMCの元エンジニア、呉秉駿には懲役3年、戈一平には懲役2年が言い渡された。

▶ 続きを読む
関連記事
中国企業が高額な給与やペーパーカンパニーを使い、台湾の半導体技術者や先端技術を狙っている。台湾では2021年以降、中国企業17社が違法な人材引き抜きの疑いで捜査対象となった
中国側への軍事機密提供に関与した台湾軍の退役少佐と息子らに、台湾高等法院が差し戻し控訴審で実刑判決。次男には懲役16年、退役少佐には11年6か月を言い渡した
台湾の検察は、NVIDIA製B300搭載AIサーバー74台を中国へ不正輸出したとして関係者8人を起訴した。虚偽書類で出荷承認を得て、約33億円の不正利益を得た疑いがある
台湾の裁判所は、中国共産党(中共)のためにスパイ活動を行ったとして、元軍曹2人に少なくとも7年の懲役刑を言い渡した。民間人の共犯者にも実刑判決を下した。
台湾政府は2027年度予算案で、国防関連支出を前年比18.2%増の1兆1,225億台湾元へ拡大する方針を決定した。GDP比は3%を超え、過去最大規模となる。国民への一律現金給付や社会福祉、公共建設も増額する