中国公船2隻が尖閣領海に侵入 日本漁船に接近 海保が退去させる
沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海に7日、中国海警局の船2隻が侵入し、海上保安庁が退去させた。中国海警船による同海域への領海侵入は、6月10日以来である。複数のメディアが報じた
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、7日午前2時23分ごろから、いずれも砲を搭載した中国海警局の船2隻が相次いで領海に侵入した。領海侵入前の時点で、周辺を航行する中国船4隻が確認されていた。
侵入した2隻は、同海域で操業していた日本の漁船に接近しようとしていた。これに対し、海上保安庁の巡視船が退去警告を発し、同日午前9時20分ごろまでに中国海警局の船を日本の領海から退去させた。海上保安庁は、こうした中国共産党(中共)政府側の活動を「国際法違反」に当たると指摘している。
関連記事
中共軍の無人機2機が10月19日、沖縄本島と宮古島の間を通過した。同区間の無人機通過の公表は今年度初。16~18日には艦艇7隻も通航し、20日も有人機の飛行が相次いだ。小泉防衛相は無人機への対応の必要性を強調した
2026年度上半期の空自の緊急発進は442回で、前年同期比約67%増。中共機への対応が285回と最多を占める一方、ロシア機への対応は152回と約2.6倍に増えた。北部・西部でも対応が大幅に増加した
防衛省統合幕僚監部は10月14日、中共海軍の空母「遼寧」を含む艦艇計4隻が沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋へ進出したと発表。石垣島の南約250キロの海域で「遼寧」から艦載戦闘機が発着艦する様子も確認された
小泉防衛相は10月14日の衆院予算委で、中共政府の「新型軍国主義」言説に「核兵器も戦略爆撃機も持っていない国に対し、いずれも持つ国がそう主張する」と指摘。中共政府の言説に「共感する国がいるのか」と疑問を呈した
小泉防衛相は10月13日の閣議後記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射の増加や、中国の軍事力増強、ロシアと中国の軍事連携の動きなどを挙げ、日本を取り巻く安全保障環境が「戦後最も厳しく複雑」になっているとの認識を示した。