太平洋に放たれた戦略的シグナル 中共軍SLBM試射の狙い
中国共産党(中共)軍は7月6日、原子力潜水艦から太平洋に向けて弾道ミサイル1発を発射した。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の実射を公式に発表するのは極めて異例であり、日本、オーストラリア、ニュージーランド、台湾はいずれも地域の平和と安定を損なう行為として懸念や批判を表明した。
中共海軍報道官の王学猛海軍大佐は、「海軍の潜水艦1隻が太平洋の公海上で模擬弾頭を搭載した戦略ミサイル1発を発射し、予定海域へ正確に着弾した」と発表した。一方で、発射地点や着弾地点などの詳細は公表していない。
米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、オーストリアの首都ウィーンに本部を置くシンクタンク「オープン・ニュークリア・ネットワーク」のアナリスト、徐天然氏は、中共当局が公表した航空・航行情報などを分析した結果、ミサイルは渤海湾付近から発射され、南太平洋へ飛翔した可能性が高いとみている。
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