高市首相 財政運営と予算編成の抜本転換を表明 「責任ある積極財政」に基づく新方針
高市早苗首相は6月26日、経済財政諮問会議での議論を踏まえ、今後の財政運営と予算編成における抜本的な転換案を示した。民間議員からの「5原則」提案や、片山大臣による「予算編成改革の具体化」に関する報告をもとに、「経済成長」と「財政の持続可能性」を両立させる新たな枠組みを「骨太方針」に向けて検討する。
内閣府の試算では、日本の成長戦略による経済効果が十分に発現すれば、一定の追加的な財政支出を行った場合でも、債務残高対GDP比は概ね安定的に低下していく見通しが示された。これを受け、政府は財政運営の目標の中核を「国・地方の総債務残高対GDP比の安定的低下」に位置付ける方針だ。
これまで財政再建の目安とされてきたプライマリーバランス(PB)については、債務残高対GDP比の低下に向けた「確認する指標」へと役割を変える。そのうえで、債務残高対GDP比の安定的低下と整合するよう、複数年単位で改善・管理していくとしている。
関連記事
政府は11月2日、頻発・激甚化する自然災害への対応を強化するため、新たな司令塔となる防災庁を発足させた。細野豪志防災担当相は同日、国民に向けた「緊急要請」を発表し、水や食料、非常用トイレの備蓄や、ハザードマップの確認などを呼びかけた
政府は経済財政諮問会議で、2027年度予算編成に向けた抜本的な見直しと、AIによる経済・社会の変革を見据えた政策形成について議論。補正予算への依存度を下げ、「当初予算中心」の財政運営への転換を進める
「世界一の治安を守るため」。日本保守党の北村晴男参院議員は10月27日の参院法務委員会で、犯罪率の高い地域からの外国人受け入れを一時的に停止する仕組みの検討を求めた。山下法相は一律の制限には慎重な姿勢を示した
政府は26日、首相官邸で第1回サイバーセキュリティに関する関係閣僚会議を開いた。企業や機関へのサイバー攻撃による情報漏えいが相次ぐ中、高市早苗首相は、被害企業への支援拡充や情報収集・分析体制の強化、高性能AIを活用したシステムの脆弱性検証の前倒しなどを指示した。来週中をめどに「緊急対策パッケージ」を取りまとめる。
赤澤亮正経産大臣は23日、AIを悪用したサイバー攻撃の脅威の高まりを受け、高精度のAIを活用してシステムの弱点を洗い出す模擬攻撃試験の専門チームを、11月中に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)内に設置する方針を明らかにした。