イラン情勢の緊迫化に伴う原油高に苦しむアジア諸国にとって、米ドルの独歩高がさらなる重荷となっている(shutterstock)

原油高とドル高、アジア通貨に二重苦 イラン情勢緊迫で防衛難航

イラン情勢の緊迫化に伴う原油高に苦しむアジア諸国にとって、米ドルの独歩高がさらなる重荷となっている。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測の強まりや経済危機の不透明感を背景に、アジア各地域では自国通貨の防衛がかつてない難題となっている。

各国政府は通貨防衛に向けた動きを急いでいる。ロイターによると、韓国の公的年金基金は為替ヘッジを実施し、17年ぶりの安値水準に沈んでいたウォン相場を押し戻した。また、インド準備銀行も、ルピー相場の安定化に向けた優遇通貨取引などの一連の措置を発表した。

先週のアメリカ雇用統計の発表を受けてドル高が進行。トランプ大統領が利下げを呼びかけているものの、市場ではインフレ圧力を前にFRBが利上げに踏み切らざるを得ないとの見方が大勢を占めている。

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