スイスのジュネーブにあるWHO本部 (FABRICE COFFRINI/AFP via Getty Images)

大西洋航行中の客船でハンタウイルス集団感染 WHOがヒトからヒトへの感染の可能性を示唆

世界保健機関(WHO)は5日、大西洋を航行中のオランダ客船でハンタウイルスの集団感染が発生し、まれな「ヒトからヒトへの感染」の可能性があると発表した。現時点で乗客3人が死亡し、複数人が感染している。

一般にハンタウイルスはネズミなどのげっ歯類を介して感染し、汚染された空気を吸い込むことで感染するとされている。しかし今回は状況がやや特殊で、WHO専門家のマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は、非常に密接な接触がある状況下ではヒトからヒトへの感染が生じた可能性があると述べた。ただし公衆全体へのリスクは依然として低いとも強調した。

現在、船内は厳格な管理下に置かれている。AP通信が入手した映像によると、船全体がほぼ封鎖状態にあり、乗客は客室内に隔離され、公共エリアはほぼ無人となっている。医療スタッフは防護服を着用し、小型ボートで船に乗降しながら患者の対応にあたっている。

▶ 続きを読む
関連記事
5月4日、1万5千人規模の兵士を投入し、ホルムズ海峡で足止めされている船舶の退避や通航を支援する「プロジェクトフリーダム」を開始した。同日、UAEもイラン側の攻撃を受け、複数の航空便が迂回を余儀なくされた
イランのアッバス・アラグチ外相が5日、北京へ向けて出発した。2月28日に米国とイスラエルがイランに対して共同軍事行動を発動して以来、同外相が中国を訪問するのは今回が初めてとなる。
第59回アジア開発銀行(ADB)年次総会で片山財務大臣が演説をおこなった。ADBへの「5つの期待」を軸に、強靱なアジアを築くための具体的な支援策や日本の貢献を語った
茂木外相がケニアで発表した新たな対アフリカ外交戦略を解説。誕生から10年を迎える「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化と、日本とアフリカが共に成長するための「3つの柱」に迫る