日本が武器輸出規制を緩和 専門家「軍事的抑止力が強化される」
日本政府は「防衛装備移転三原則」を正式に改定し、数十年にわたる殺傷性武器の輸出禁止令を廃止、防衛協定を締結した17か国への完成品武器の販売を解禁した。専門家は、この措置は日本が中国共産党(中共)の軍事的膨張に対応し「2022年国家安全保障戦略」を具体化したものであり、民主主義国家の集団防衛に新たな推進力をもたらすと指摘する。
日本政府は21日の閣議および国家安全保障会議(NSC)において、防衛装備品の輸出ルールを定める「防衛装備移転三原則」とその運用指針を改定した。これにより、完成品輸出を非戦闘目的に限定していた「5類」規定が廃止され、原則として殺傷能力を持つ武器の輸出が認められる。米国などの事情を考慮し「特別な事由」がある場合は、例外として紛争中の国への武器輸出も認め得るとした。
この措置は、日米同盟および有志国の抑止力強化と、国内の防衛産業基盤の底上げを目的としている。
関連記事
中国共産党(中共)による軍事的脅威が日増しに強まる中、日本の小泉進次郎防衛相は、防衛力を強化するため、日本は「国家安全保障における核兵器の役割」について議論する必要があると公に表明した。
中国海軍駆逐艦が沖ノ鳥島周辺の日本EEZ内で実弾射撃を実施。中露艦隊は宮古海峡を経て太平洋側へ展開し、日本周辺で同時多発的な活動を確認した
戦争被爆国として日本では長く、核武装はもとより核をめぐる議論自体がタブーとされてきた。小泉進次郎防衛相は17日に、安全保障をめぐり「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と述べた
中国海軍のミサイル駆逐艦が日本のEEZ内で射撃訓練。防衛省が初めて公表した。沖ノ鳥島沖ではロシア海軍を含む計4隻が航行しており、中ロの軍事連携強化を改めて印象付ける動きとなっている
佐藤正久元防衛副大臣は21日、中国共産党(中共)海軍のミサイル駆逐艦が沖ノ鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で射撃訓練を行ったことについて、中国による「法律戦」と「サラミ戦術」の一環だとの見方を示した