豪海軍 次期フリゲートに三菱重工案の「もがみ」型を採用
オーストラリア連邦政府が海軍の次期汎用フリゲート艦として、日本の三菱重工業が提案した「もがみ」型護衛艦の採用を決めた。日本にとっては過去最大級の防衛輸出案件となる。
2025年8月の採用決定に続き、2026年4月にはオーストラリア政府と次期汎用フリゲートの共同開発・生産に関する契約が締結される。計画には10年間で約9600億円(約65億ドル)が投じられ、全11隻のうち初期の3隻を日本で、残る8隻をオーストラリア国内で建造する予定だ。日本の安全保障体制やインド太平洋地域の戦略環境に多大な影響を及ぼす案件として注目を集めている。
競合のドイツ案を退けて「もがみ」型が選ばれた背景には、高い運用能力とコストパフォーマンス、日本の造船業への信頼がある。新型は対空・対艦ミサイルを発射する垂直発射装置(VLS)を備え、豪海軍の現行艦の4倍に当たる防空ミサイルを発射可能とされている。トマホーク巡航ミサイルの搭載も可能な規模を持ち、対潜能力にも優れる。米海軍の元高官からは、中国の新型フリゲートよりも「わずかに優れている」との評価も出ている。
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