中共が台湾10項目優遇措置も 「糖衣まとった毒薬」に警戒
中国共産党(中共)は国共トップ会談の後、いわゆる対台湾10項目政策を発表し、中国から台湾への渡航の解禁や、台湾の農産品および中小企業の中国市場進出を促進するとしている。これについて、評論では、こうした台湾優遇措置は中共の認知戦における「糖衣をまとった毒薬」にすぎないとの見方が出ている。台湾の国民党主席の鄭麗文氏は、4月12日に訪中日程を終え、その直後に中共中央台湾事務弁公室は対台湾10項目措置を一方的に発表した。
中共側が公表したいわゆる対台湾措置の内容には、上海市および福建省の住民による台湾への渡航の解禁、台湾の農産・水産品および食品の輸入に関する利便性を高める措置などが含まれている。また、「92年コンセンサス」を政策の前提としているとされている。
台湾総統府の郭雅慧報道官は「私たちは一貫して、両岸が健全で秩序ある交流を行うことを支持している。しかし、その前提は国家安全、国民および産業の利益がともに守られることだ。中共はこれまで常態的に、このような両岸交流を一つの手段として利用し、開放と停止を繰り返してきた」と述べた。
関連記事
習近平が訪米中、第二次世界大戦の歴史に言及したことを受け、台湾の大陸委員会は、中共が誤った歴史観を広めても、第二次大戦中に米国の強固な同盟国だったのが中華民国であるという歴史的事実を消し去ることはできないと指摘した
失踪から30年のパンチェン・ラマや重刑に直面する黄之鋒、黎智英らを取り上げ、中国共産党による香港・チベットでの弾圧を告発。指導者を奪われ沈黙を強いられる世代の実態と、国際社会が記憶し続ける意義を問う
中国共産党系メディアが批判した黄之鋒氏のドキュメンタリーが視聴増加を受け、Netflix香港の映画ランキングで首位に浮上した。配信開始から約9年後、批判からわずか3日で注目を集めた
台湾の桃園市で、台湾人を高収入の仕事で誘い、中国へ移送して臓器を摘出しようとしたとされる越境人身売買事件が摘発された。被害者3人は住宅に監禁され、港から中国へ送られる計画だったが、警察が移送前に阻止した。
香港初代行政長官の董建華が死去、89歳。親中派実業家・霍英東を介して江沢民と接点を持ち、政界へ。親中路線を推進し、香港のその後に大きな影響を及ぼした