海自イージス艦「ちょうかい」 トマホーク発射能力を獲得 米で改修・訓練完了
日本の防衛政策において重要な進展が明らかになった。防衛省は27日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」が米国での改修と訓練を経て、巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を確保したと発表した。
「ちょうかい」は佐世保基地を拠点とし、2025年10月中旬から米国に長期派遣されていた。米海軍の支援のもと、トマホーク発射に必要なソフトウェアの導入やトマホーク発射に必要なソフトウェアの導入や、ハードウェアおよび電子機器の搭載といったシステム改修を実施し、あわせて乗員の習熟訓練を完了した。
今後は2026年夏頃までに米国海域で初の実射試験を行い、運用能力と乗員の練度を確認する。その後、9月中旬に日本へ帰国し、本格的な任務に就く見通しである。
関連記事
2026年度上半期の空自の緊急発進は442回で、前年同期比約67%増。中共機への対応が285回と最多を占める一方、ロシア機への対応は152回と約2.6倍に増えた。北部・西部でも対応が大幅に増加した
防衛省統合幕僚監部は10月14日、中共海軍の空母「遼寧」を含む艦艇計4隻が沖縄本島と宮古島の間を通過し、太平洋へ進出したと発表。石垣島の南約250キロの海域で「遼寧」から艦載戦闘機が発着艦する様子も確認された
小泉防衛相は10月14日の衆院予算委で、中共政府の「新型軍国主義」言説に「核兵器も戦略爆撃機も持っていない国に対し、いずれも持つ国がそう主張する」と指摘。中共政府の言説に「共感する国がいるのか」と疑問を呈した
小泉防衛相は10月13日の閣議後記者会見で、北朝鮮による弾道ミサイル発射の増加や、中国の軍事力増強、ロシアと中国の軍事連携の動きなどを挙げ、日本を取り巻く安全保障環境が「戦後最も厳しく複雑」になっているとの認識を示した。
防衛省は10月9日、「即応宇宙輸送能力」の調査研究開始を発表した。有事などで失われた衛星機能の迅速な回復を目指し、民間からロケットの製造・打ち上げ方法の提案を募る。安全保障と宇宙産業の接点となる一方、実用化の時期や予算規模は未定だ