工場に仕事なく 街にも人影なし 製造拠点・珠江デルタが冷え込む
近年、中国の製造業の中核地域である珠江デルタでは、経済の活力が明らかに低下している。現場の労働者や関係者からは、工場の受注減少や稼働率の低下が相次ぎ、かつて活気にあふれていた工業地帯が閑散としているとの声が上がっている。
かつて深センや広州で建材加工に従事していた洪偉さん(仮名)は、新型コロナ(中共ウイルス)の流行以降、工場の状況が目に見えて変化したと振り返る。同氏はこの1年ほど、残業で収入を増やす機会はほとんどなくなり、仕事自体も見つけにくくなっているという。
失業者の洪偉さんは「おととしの深センでは、すでに多くの工場が残業を取りやめていた。土日残業のある工場はほとんどなく、平日の残業も減った。やる仕事がなく、従業員を養えない状態だ。もうそういう段階に来ている」と語った。
関連記事
福建省漳州刑務所に収容されていた元収容者が、劣悪な生活環境、強制労働、体罰、政治教育の実態を証言した。中国の刑務所における人権侵害の一端が浮かび上がっている
中国・広西で洪水により養殖場が破壊され、約900匹のヘビが逃走。コブラ流出の懸念も広がり、住民の咬傷被害が発生、1人が死亡。産業への影響も懸念されている
中国広西で豪雨とダム決壊により大規模洪水が発生。貴港市の学校では1万人超の教職員と学生が孤立し、物資不足や避難遅れが深刻化。毒蛇流入の報告もあり、救助体制の不備が浮き彫りとなっている
EVやAI、海外の港への投資まで軍事戦略と一体化。中国が進める世界規模の構想とは?
習近平政権は「反腐敗は長期戦」と強調。しかし内部関係者は、「本当の狙いは不忠な幹部の排除だ」と指摘する