2025年12月30日、中国東部福建省平潭島(台湾に最も近い島)で中共軍が軍事演習を行う中、中国の艦船が巡視を行っている(アデック・ベリー/AFP via Getty Images)
強硬路線に変化か

中国 台湾進攻描く映画が突然公開中止

中国で公開予定だった愛国映画『澎湖海戦』が、旧正月の大型連休直前に突然ラインナップから外れた。公式な説明はなく、公開時期も未定のままだ。

この映画は、1683年に清の康熙帝が福建の水軍を率いて台湾を制圧した歴史を描いた作品で、宣伝では「台湾統一は止められない」と強いメッセージを打ち出していた。予告編には近年の中国軍による台湾周辺での軍事演習映像も盛り込まれ、台湾統一を正当化する色合いが濃い内容だ。

ところがその直前、中国政府が開いた対台湾政策の重要会議では、これまで前面に出ていた「必ず統一する」という言葉は使わなくなり、「平和の維持」「交流の強化」といった言葉が前面に出た。映画の公開中止は、この姿勢変化と無関係ではないとの見方が広がっている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で広がる粛清の嵐、習近平の身内や浙江派も調査の標的に。SNSまで調べる異常な忠誠審査と、サインを拒み自己保身に走る中共官僚の闇
中国で医療事故で生後5か月の娘を亡くした遺族が警察署に居座り抗議。全国から支援者が駆けつけ、一つの家族の訴えが大きな広がりを見せている
中国で盗撮が産業化。映像は売買され、脅迫や金銭要求に悪用されることも
トム・コットン米上院議員は、越境決済企業Airwallexへの中国系資本の投資について、対米外国投資委員会に国家安全保障上の調査を求めた。米国人の個人データが中国側に渡る可能性に懸念
中共による臓器収奪を扱ったドキュメンタリー『国家の臓器』をめぐり、高雄市議会が超党派で支援決議を可決。中共の越境弾圧や「ロングアーム管轄」に反対する姿勢を鮮明にしました。