総務省と経済産業省が策定したAIガイドラインが単なる参考資料ではなく、企業の実務ルールづくりの基盤として定着しつつある事がわかった(shutterstock)

総務省アンケートで浮かぶAIガバナンスの実像 AIの導入を見据えた動きが広がる

総務省は「AI事業者ガイドラインに関する事業者アンケートの結果」を公表した。アンケートからAIガイドラインが単なる参考資料ではなく、企業の実務ルールづくりの基盤として定着しつつある事がわかった。生成AIの普及に伴い、企業はAIを業務に組み込む場面が増えており、ガイドラインは社内のAI利用方針やリスク管理の出発点として活用されている。

「AI事業者ガイドライン(第1.0版)」は、AIを安全に活用するために日本政府が作った「AIの共通ルールブック」で、AIに関わる企業を「作る人(開発者)」「提供する人(提供者)」「ビジネスで使う人(利用者)」の3つに分けている。

具体的には、開発者には、学習データの偏り(バイアス)の検証や、事故時に検証可能にするためのログ保存等を要請。提供者には、システム実装時の脆弱性対策や、適切な利用方法・リスク情報の利用者への周知を求めている。利用者に対しては、機密情報の不適切な入力防止や、AIの回答を鵜呑みにせず人間が最終判断する「Human-in-the-loop」の徹底を求めている。

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