政府 防衛装備移転の運用指針見直し「早期実現」強調
日本は現在、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面している。この状況下において、政府は防衛装備移転を「我が国にとって望ましい安全保障環境の創出などのための重要な政策的手段」であると位置づけている。したがって、この防衛装備移転をさらに推進していくことが必要であると政府は考えている。
12月15日の記者会見において、木原官房長官は、防衛装備移転三原則運用指針の見直しについて、政府として「早期に実現するべく」検討を進めていく方針を示した。
この見直しに向け、同日(12月15日)から自民党と日本維新の会による与党協議が開始され、いわゆる「五類型」の撤廃などに向けて議論が進む見通しである。政府は与党の議論の逐一にコメントすることは差し控えるとしつつも、引き続き与党とも相談しながら検討を進めていくとしている。
関連記事
日米韓は9月、東シナ海などで共同訓練「フリーダム・エッジ26」を実施する。中国軍機、ロシア軍艦艇、北朝鮮の弾道ミサイルが相次ぐ中、情報共有と即応態勢の強化を図る
海自イージス艦「ちょうかい」が、トマホーク実射試験と米国での改修・訓練を終え、8月30日に佐世保へ帰港予定。海自初の発射能力保有艦として、反撃能力整備が具体的段階に入る
中露の緊密な連携がもたらす地政学的危機と、日本の新インテリジェンス体制『国家情報局(NIB)』の脆弱性を冷徹に解剖。民間企業に忍び寄る技術強奪や認知戦の脅威に対抗する、ビジネス防諜のあり方を提言
8月15~20日にかけ、ロシア艦艇が宗谷・対馬海峡を航行し、中国軍機は東シナ海で飛行。北朝鮮も弾道ミサイルを発射した。日本周辺の複数海空域で緊張が続く
日豪両防衛相は、長射程ミサイルの発射試験で協力する方針を確認した。国内で十分な試験空間を確保しにくい日本は、豪州の広大な試験場を活用し、反撃能力の実効性向上を目指す