南アフリカのあるレアアース鉱山(RODGER BOSCH/AFP via Getty Images)

米国 アフリカで中国を抜き最大投資国に 一帯一路に対抗

電気自動車(EV)やAI、兵器システムに欠かせないリチウムやレアアース(希土類)、コバルト、タングステンなどの重要鉱物を多く産出するアフリカ大陸が、米中対立の新たな焦点となっている。

BBCによると、ジョンズ・ホプキンス大学の研究機関「中アフリカ研究イニシアチブ(China Africa Research Initiative)」の最新データで、2023年に、アメリカの対アフリカ直接投資額は78億ドル(約1兆2千億円)に達し、中国の40億ドルを上回った。 アメリカがアフリカで中国を抜いたのは2012年以来となる。

これらのアメリカの投資は、国際開発金融公社(DFC)が主導している。DFCは2019年、当時のトランプ政権下で設立された。公式サイトで、設立の目的について「戦略的地域における中国共産党(中共)の影響力に対抗すること」と説明している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国民主党北京支部のメンバー7人に対し、「国家政権転覆」の罪で重い判決が言い渡された。カナダ・バンクーバーでは、同党のメンバーらが中国総領事館前で抗議集会を開き、党員の釈放と中国の人権状況への国際的な関心を呼びかけた
中露やイランが推進する「脱ドル化」と人民元の国際化。しかし最新データは、その勢いがロシア制裁による一時的な代用需要に過ぎず、既に下落に転じている実態を暴く。揺るがぬドルの覇権と人民元の限界を鋭く分析
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた
日米英を含む10か国は共同で警告を発し、中国共産党との関係を指摘するサイバー攻撃者が、スマホなど日常生活で使うスマート機器を大規模に悪用し、攻撃用の不正ネットワークを密かに構築していると指摘
米財務省は4月24日、イラン関連の新たな制裁を発表し、中国の製油所「恒力石化(大連)有限公司」や、海運会社、イラン産石油を密かに輸送する「影の船団」に属する船舶などを制裁対象に追加した