TikTok自殺助長疑惑 フランスが刑事捜査開始
フランス司法当局は11月4日、中国企業が運営する動画共有アプリ「TikTok」に対し刑事捜査を開始したと発表した。捜査の焦点は、同社のアルゴリズムが青少年の自殺傾向を助長している可能性にある。今回の措置は、TikTokの推薦システムが未成年者の心理に深刻な影響を及ぼしていると指摘したフランス国会の報告を受けて実施したものである。
パリ地検のロール・ベクオー(Laure Beccuau)検察官は、捜査は国会の特別委員会の勧告に基づいて開始したもので、TikTokがアルゴリズムにより配信する内容によって青少年の生命を危険にさらしているかどうかを確認することが目的だと説明した。
フランス国会の「ソーシャルメディアの影響と心理健康に関する特別委員会」のフランソワ・ジョリヴェ(François Jolivet)委員長は、9月11日に最終報告を公表した際、「TikTokの設計は利用者の健康と生命を故意に損なうものだと批判した」
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
白タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに