2025年10月13日に実施された第11回試験飛行で、スペースXの大型ロケット「スターシップ」がテキサス州サウス・パドレ島から見える上空を上昇していく様子。(GABRIEL V. CARDENAS/AFP via Getty Images)

スペースX「スターシップ」打ち上げ11回目成功 次は「V3」型へ

現地(テキサス州サウス・パドレ島)時間10月13日夕方、スペースXは超大型ロケット「スターシップ」の11回目の打ち上げに成功した。機体の耐久性を検証する試験はおおむね成功裏に終えた。現行型式での最終飛行でもある。着水直後に機体は爆発したが、スペースXは回収を予定しておらず、爆発は試験の失敗を意味しないとしている。

今回の飛行は、8月末に実施された第10回試験の成果を踏まえたもので、上段および下段の両機体における複数の新たな技術実証を目的としていた。また、次回からは新型「V3」スーパー・ヘビー・ブースターとスターシップ上段機を投入する予定である。

今回の打ち上げの主目的は機体の耐久性評価だった。

▶ 続きを読む
関連記事
木原官房長官は26日、米議会の対日攻勢を強める中共政権を非難する決議案の提出について「歓迎する」と表明。決議案は、中共が日本に対して行っている経済的、軍事的、外交的な威圧行為を非難し、緊張緩和に努めてきた日本の姿勢を評価している。
トランプ米大統領は12月25日、ナイジェリア北西部で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」を標的とした「強力かつ致命的な攻撃」を実施したと発表。米国防総省の報道官は本紙に対し、今回の攻撃についてナイジェリア政府の承認を得て実施されたものだと語った。
軍のレーダーでサンタを追う、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の恒例行事が70周年を迎えた。今年はWebから直接サンタへ電話が可能。冷戦期の間違い電話から始まった、夢ある軍事任務の歴史と最新情報を紹介
アメリカが先進的なAIチップの輸出規制を一段と強化するなか、中国のテクノロジー大手テンセントは、クラウドコンピューティングの仕組みを通じて、日本経由でNVIDIAの最先端チップを利用していると伝えられる
トランプ大統領が海軍力強化に向けた新構想を発表した。過去最大級の「トランプ級」戦艦の建造やフリゲート艦の拡充により、米国の造船業復活を目指す