STR/AFP via Getty Images

中国の不動産価格が暴落 怒れるオーナーが販売センター襲撃する事件が続発

中国の不動産市場は依然として低迷し、住宅価格の急落が社会不安を引き起こしている。近ごろは広東省や安徽省などで、オーナーによる販売センター襲撃事件が続発している。

金融系ブロガー「徽湖」さんは10月3日、広東省中山市にいるファンから送られた映像を公開。映像には、住宅開発の販売センターをオーナーたちが破壊する様子を捉えている。オーナーたちが購入した物件は、2023年時点で1平方メートルあたり1.8万元だったが、今年の連休中には7000元台まで値下がりしたという。

オーナーの一人は「世界が壊れたようだ」と嘆きの声を語り、怒りのあまり販売センターを破壊したと話した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国でフードデリバリー配達員が数百人規模で抗議。警察が介入し強制排除。年末の中国に漂う不穏な空気が、現場からにじみ出ている。
今年も中国でサンタが捕まった。ツリーは並ぶのに、サンタは捕まる。そして派出所はサンタでいっぱい。OKとNGが分かれる、中国のクリスマス事情
また社会報復か。中国・福州で暴走車。当局は「操作ミス」と説明するが、減速なしの逆走に市民は納得せず。
北京を取り囲む高速トンネルで爆発。凄惨な映像が拡散する一方、1週間以上が経過しても中国公式メディアは沈黙。なぜ何も報じられないのかという怒りが広がっている。
中国で感染症が急拡大。子どもを中心に重症化や死亡が相次ぎ、ICUは満床との声も。中共当局の発表と医療現場の実感には大きな隔たりがある。