2025年5月31日、シンガポールのシャングリラ・ホテルで開催された第22回IISSシャングリラ・ダイアローグの第1全体会合「インド太平洋安全保障に対する米国の新たな野心」において、ピート・ヘグセス米国防長官が演説を行った(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)

「中国の脅威は現実的で差し迫っている」 米国防長官 アジア同盟国に防衛強化を要請=アジア安全保障会議

ヘグセス米国防長官は5月31日、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、中国共産党の軍事的な動きが現実的かつ差し迫った脅威であると警告した。その上で、インド太平洋地域の同盟国に対し、防衛費の増額を求めた。

同会議に参加していた日本の中谷防衛大臣も各国との防衛協力強化の重要性を訴えた。

中谷大臣は中国共産党の海洋進出を念頭に「ルールに基づく国際秩序が急速に空洞化している」と警告し、透明性を欠いた核戦力を含む軍事力拡大や挑発的な軍事活動の増加が信頼関係の維持を困難にしていると述べた

▶ 続きを読む
関連記事
米国防総省の「軍事基地90日間独立計画」は世界大戦の兆候なのか。本記事では、サイバー攻撃等のインフラ脅威に備える現実的な国防戦略の背景を解説し、過剰な戦争の憶測の誤りを指摘する
宇宙の安全保障への懸念が高まる中、防衛省は小型ロケットの開発に向け、民間企業から研究提案を募集。宇宙空間にある日本の衛星が中国やロシアの「キラー衛星」に攻撃されたり、故障したりした際に、代替衛星を迅速に打ち上げられるようにすることが狙いだ
現代戦争の最先端の技術が現れるウクライナで、ロシアの時速600キロメートルを超えるジェット無人機に対し、AI制御の自動機銃塔という強力な防空装備が現れた
小泉防衛相は29日、フィリピンで開かれた第13回拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)への出席後、記者団の取材に対し、中国共産党の国防部長・董軍との会談が実現しなかったことについて「残念に思っている」と語った
小泉進次郎防衛相とヘグセス米国防長官は10月28日、フィリピン中部セブで会談し、複数の分野での協力強化で一致した