サウジアラビアのリヤドにあるディリーヤ宮殿でロシア当局者と会談後の米国中東特使スティーブ・ウィトコフ氏(左)と、ジェッダのイラン領事館でAFPのインタビューに応じるイランのアッバス・アラグチ外相(右) (Photo by EVELYN HOCKSTEIN and Amer HILABI / various sources / AFP) (Photo by EVELYN HOCKSTEINAMER HILABI/POOL/AFP/AFP via Getty Images)

ローマでの米・イラン核協議 濃縮ウラン問題で双方の意見が対立

5月23日、イランとアメリカは、イタリアのローマで第5回の核交渉を開始した。両国はテヘランの核プロジェクトに関する長期的な対立を解決しようとしているが、重要な濃縮ウランの問題では依然として行き詰まった。アメリカはイランに対して完全な濃縮停止を求めており、イランは濃縮を許可しなければ合意は成立しないと警告した。

この交渉は両国にとって非常に重要だ。アメリカのトランプ大統領は、テヘランが核兵器を製造する可能性を抑制し、地域的な核軍備競争を引き起こさないようにしたいと考え、一方、イランは、アメリカの制裁を解除し、石油輸出に依存する経済を再生させたいと望んだ。アメリカとイランの双方は、外交的手段での行き詰まり解決を望んでいると表明しているが、いくつかの問題において、依然として深刻な対立があり、交渉の見通しは不透明だ。

ローマでの会談は、オマーンの外相の仲介により実現し、ローマにあるオマーン大使館で行われた可能性があり、アメリカ側からは、トランプ政権のスティーブ・ウィトコフ中東特使とマイケル・アントン国務省政策企画局長が出席したという。一方、イラン側ではアッバス・アラグチ外相が交渉した。

▶ 続きを読む
関連記事
中谷元・前防衛相は8月4日、台北で開かれた「ケタガラン・フォーラム 2026インド太平洋安全保障対話」で、中国 […]
英海軍が使用する無人水上艇に搭載されたカメラが、中国国内のIPアドレスと通信していた。カメラには中国製部品が使われていた。現時点で、機密データの流出や軍事システムへの侵入を示す証拠はない
英国海軍の無人水上艇で、搭載カメラが中国国内IPへ定期通信していたことが判明。国防省は接続を遮断し、機密流出や侵入の証拠はないとする一方、部品供給網の安全性に懸念が広がっている。
中共が南シナ海のスカボロー礁で自然保護区の新たな管理規定を施行した。米国は地域の安定を損なうとして非難。フィリピンとの海上衝突も相次ぐなか、南シナ海をめぐる緊張が高まっている。
WHOの医療物資倉庫がウクライナで攻撃を受け、破壊された。WHOは侵攻開始以来、医療施設などへの攻撃を3148件記録。テドロス事務局長は「医療は守られるべきだ」と訴えた。