イメージ画像。中国主要ECの「返金」手続きの際の消費者側の操作画面、「返品不要」と書かれている。(スクリーンショット)
不正利用の横行受け

中国主要EC「返品不要の返金」制度を全面廃止へ

中国の主要な電子商取引(EC)プラットフォームが、ネット注文商品受取り後の「返品不要の返金制度」を全面的に廃止する方針を明らかにしたと中国メディアが報じた。

4月22日、「中国版TikTok抖音(Douyin)」「タオバオ(淘宝)」「快手(クゥアィシォウ)」「京東商城(JD.com)」「拼多多(Pinduoduo/ピンドゥオドゥオ)」などの主要ECは、同制度廃止に関する意見公募を行ったと言う。

これまでは、購入者が「商品に問題がある」と主張した場合、返品せずに返金を申請できたが、今後は、出品業者が消費者との話し合いで返金・返品の可否が決まると言う。

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