政府支出をGDPに含めるべきではない
国民所得勘定に関する授業を初めて受講したときから、政府支出がGDP(国内総生産)として計算することに強い疑念を覚えていた。この計算方法は、第一次世界大戦後、政府支出増加と財政赤字によって世界恐慌を克服しようとしていた1934年にスタートした。
その2年後、世界を代表する経済学者、ケインズもその方針に賛同した。需要がどこで生じるかは問題ではない。大事なのは需要が存在し、貨幣を刷ってでも、市場の貨幣量を確保することだ、と。
それから、政府の統計局は民間生産と政府支出を混ぜこぜにして計上するようになった。政府はこの計算方法を正当化するモデルを提示していたが、全く論理性に欠けていた。
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