日本製鉄 USスチール買収計画を維持 トランプ大統領との協議へ
日本製鉄の今井正社長は25日、アメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」の買収計画について、現在の合併契約を基本的な出発点としてトランプ大統領との協議に臨む考えを示した。この発言は、トランプ大統領が示した「USスチールの株式過半数取得を認めない」という姿勢と対立する可能性があり、今後の交渉の行方が注目される。
今井社長は報道各社の取材に対し、「出資と設備投資は切り離して考えることはできない。出資するからこそ大きな投資判断ができる」と述べ、現在の買収計画の重要性を強調した。さらに、「アメリカ政府と協議を進めていくが、基本的な出発点は今の合併契約になると思う」と付け加え、子会社化を目指す現在の計画を維持する意向を明らかにした。
一方、トランプ大統領は今月7日の日米首脳会談後の共同記者会見で、日本製鉄による買収ではなく「多額の投資」で合意したと発言。さらに9日には、USスチールの株式過半数取得を認めない考えを示した。これらの発言は、日本製鉄の現在の買収計画と相反する可能性がある。
関連記事
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。
積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルムは2026年3月27日、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL(ソラフィル)」の事業開始を正式に発表した。日本国内メーカーによるペロブスカイト太陽電池の発売は今回が初めてだ。
高市総理大臣は3月26日、総理大臣官邸で令和8年第3回経済財政諮問会議を開催した。高市政権は、現在の日本経済が「過度な緊縮志向」と「未来への投資不足」に陥っているとの認識に立ち、国が投資を呼び込む姿勢への転換を打ち出している。
高市総理は来日中のIEAビロル事務局長と会談。緊迫する中東情勢を受けたエネルギー安全保障の重要性や、史上最大規模となる石油備蓄の協調放出、重要鉱物分野での連携強化について意見を交わした
原油の9割超を中東に依存する日本。政府の「関係閣僚会議」が打ち出した短期・中長期的な解決策とは