自衛隊 イメージ画像(Shutterstock)

予備自衛官の処遇改善へ 自営業者にも給付金 防衛省が新制度を計画

防衛省は2025年度から、自営業やフリーランスの予備自衛官向けに、新たな給付金制度を導入する方針を明らかにした。この制度は、緊急時に招集された際の経済的損失を補填することを目的としており、日当とは別に1日あたり3万4千円を最大90日間支給する予定だ。

現行制度では、企業に雇用されている予備自衛官が招集された場合、雇用主に対して労働力の補償として給付金が支払われていた。しかし、自営業者やフリーランスに対する同様の制度は存在しなかった。新制度の導入により、働き方の多様化に対応するとともに、予備自衛官の確保を目指す。

背景には、自衛隊全体の人手不足がある。防衛省の発表によると、2023年度の自衛官の採用充足率は1万9598人を募集したところ、9959人の採用にとどまり、過去最低の51%にとどまった。正規自衛官の定員24万7千人に対しては、実際の人員は22万3千人程度で、約1割の欠員が生じている。予備自衛官についても、定員4万8千人弱に対し充足率は7割程度で推移しているに過ぎないと言う。

▶ 続きを読む
関連記事
小泉進次郎防衛相は7月8日、防衛相として初めてNATO首脳会合関連行事に参加し、20か国以上の国防相らと意見交換を行った。欧州大西洋地域とインド太平洋地域の安全保障は一体不可分であるとの認識を示し、同志国が地域を越えて結束する重要性を訴えた
沖縄県石垣市の尖閣諸島周辺の領海に7日、中国海警局の船2隻が侵入し、海上保安庁が退去させた。中国海警船による同海域への領海侵入は、6月10日以来である。
中共軍が原子力潜水艦から太平洋へSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)を異例の試射。日本、豪州、NZ、台湾が相次ぎ懸念を表明した。試射の背景には、核抑止力の誇示と南太平洋での影響力を巡る思惑が見え隠れする
政府は6日、中国側から弾道ミサイルを発射するとの説明を受けたと発表。発表では中国水路当局から「宇宙ゴミ落下に伴う区域の設定を行う」との情報を受け取ったが、その区域は日本の排他的経済水域、EEZの一部が含まれていることが判明した
日米などの多国間演習で、海上自衛隊の潜水艦が退役した米輸送艦「ジュノー」を魚雷で撃沈。精密打撃や統合作戦能力の向上を目的とした実弾訓練の一環で行われた