中共軍の活動3倍増 防衛相「これまでにない最大の戦略的挑戦」と警鐘
中谷元防衛相は14日の閣議後の記者会見で、2024年に中国共産党(中共)軍の艦艇が日本の南西地域周辺の海域を航行した回数が68回に上り、2021年の21回と比べて3倍以上に増加したことを明らかにした。この数字は、防衛省・自衛隊が確認した中共軍艦艇による太平洋と東シナ海の往来件数を集計したものである。
防衛省の発表によると、2024年には太平洋上で中共軍空母に搭載する戦闘機などの離着艦を約1200回確認した。また、中共軍機による日本領空の侵犯や、空母「遼寧」による接続水域の航行など、これまでになかった事案も相次いで発生した。
中谷防衛相は中共の軍事動向について、「深刻な懸念事項であり、法の支配に基づく国際秩序を強化する上で、これまでにない最大の戦略的な挑戦だ」と述べ、強い警戒感を示した。さらに、「日本周辺海空域における警戒監視活動などに万全を期しつつ、冷静かつ毅然として対応する」と語り、日本の対応方針を明らかにした。
関連記事
中ロ艦隊が日本列島を半周。中ロ海軍の艦艇4隻が沖縄周辺から太平洋を北上し、宗谷海峡を通過。日本列島東方の海域を広範囲に航行した
防衛装備庁は15日、長射程自爆型無人機(UAV)の脅威に対処する「迎撃ドローン早期取得プログラム」の実証試験について、4社を受託企業に決定した。今回のプログラムは、従来の防衛装備品調達の進め方そのものを変える試みといえる
中国共産党(中共)による軍事的脅威が日増しに強まる中、日本の小泉進次郎防衛相は、防衛力を強化するため、日本は「国家安全保障における核兵器の役割」について議論する必要があると公に表明した。
中国海軍駆逐艦が沖ノ鳥島周辺の日本EEZ内で実弾射撃を実施。中露艦隊は宮古海峡を経て太平洋側へ展開し、日本周辺で同時多発的な活動を確認した
戦争被爆国として日本では長く、核武装はもとより核をめぐる議論自体がタブーとされてきた。小泉進次郎防衛相は17日に、安全保障をめぐり「日本にとっては議論するのが難しい課題だが、触れざるを得ない一つは核だ」と述べた