林芳正官房長官(Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

対米投資拡大1兆ドルで脱中国加速 林官房長官がAIや半導体分野での協力強調

石破茂首相がアメリカのトランプ大統領との初の日米首脳会談で、対米投資を1兆ドル規模に引き上げる意向を示したことを受け、林芳正官房長官は人工知能(AI)や半導体分野での協力推進と国内投資促進の方針を明らかにした。日米の経済的な「脱中国」が加速している。

2025年2月8日に行われた日米首脳会談で、石破首相は現在約8千億ドルの対米投資を1兆ドル(約151兆円)規模まで拡大する考えを表明した。これは日米間の投資と雇用を大幅に増やすことを目的としている。

林官房長官は記者会見で、「トランプ大統領に対しともに取り組んでいきたいという強い思いを伝えた」と述べ、日米の経済関係をさらに発展させる余地が大きいと強調した。特にAIや先端半導体などの技術分野において、両国の技術力を活用した協力・連携を通じて世界をリードしていく方針を示した。

▶ 続きを読む
関連記事
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。
積水化学工業と子会社の積水ソーラーフィルムは2026年3月27日、次世代太陽電池として期待されるフィルム型ペロブスカイト太陽電池「SOLAFIL(ソラフィル)」の事業開始を正式に発表した。日本国内メーカーによるペロブスカイト太陽電池の発売は今回が初めてだ。
高市総理大臣は3月26日、総理大臣官邸で令和8年第3回経済財政諮問会議を開催した。高市政権は、現在の日本経済が「過度な緊縮志向」と「未来への投資不足」に陥っているとの認識に立ち、国が投資を呼び込む姿勢への転換を打ち出している。
高市総理は来日中のIEAビロル事務局長と会談。緊迫する中東情勢を受けたエネルギー安全保障の重要性や、史上最大規模となる石油備蓄の協調放出、重要鉱物分野での連携強化について意見を交わした
原油の9割超を中東に依存する日本。政府の「関係閣僚会議」が打ち出した短期・中長期的な解決策とは