日本の農林水産物・食品輸出額1.5兆円突破 米国20年ぶり最大輸出先に
2024年の日本の農林水産物・食品輸出額が、過去最高を更新し、初めて1兆5,000億円を超えたことが分かった。農林水産省が2月4日に発表した「農林水産物輸出入情報」によると、2024年の輸出額は前年比3.7%増の1兆5,073億円となった。輸出額上、20年ぶりにアメリカが首位となったことを日本貿易振興機構(ジェトロ)が報じた。
輸出額の上位3品目は、アルコール飲料が1,337億円で1位、ホタテ貝が695億円で2位、牛肉が648億円で3位となっている。アルコール飲料の中でも日本酒の輸出は増加したが、ウイスキーは原酒不足などの影響で中国向けを中心に減少した。
ホタテ貝の輸出先に大きな変化が見られた。東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水放出に伴う規制強化の影響で、これまで上位だった中国と香港に代わり、ベトナムやタイなどが新たな輸出先として台頭してきている。特にベトナム向けの輸出は、前年の12.9倍と大幅に増加した。
関連記事
日本の7月の貿易収支は6345億円の赤字となり、3か月連続で赤字を記録した。輸出入はともに過去最高となったが、円安や原油などの輸入増が収支を圧迫
2026年7月の訪日客は344万2100人で、7月として過去最多を更新した。中国客が前年同月比56.1%減となる一方、台湾は初の70万人超、韓国・香港も大幅に増え、市場構造の変化が鮮明になった
太平洋クロマグロの新たな資源管理方式で国際合意。中西部海域では30キロ以上の大型魚の漁獲枠を25%拡大し、小型魚は6%削減する。2027~28年の適用を目指し、本マグロの供給・価格や養殖業界への影響が注目される
政府統計によると、日本経済は2023年度から2025年度にかけ、実質ベースで緩やかな成長を続ける一方、物価上昇を背景に名目GDPが大きく拡大した。しかし2026年4~6月期は個人消費や設備投資が振るわず、内需のマイナス寄与を外需が補う構図となった
カナダ産原油を積んだENEOSのタンカーが2026年8月12日、鹿児島市の喜入基地に到着。高市首相はXに、「大変喜ばしく、日本のエネルギー安全保障の確保の観点からも、意義深いこと」と投稿した