北朝鮮が参戦?  露・ウクライナ戦争の拡大 

NATOは10月28日に、ロシア・ウクライナ戦争が正式に「北朝鮮軍がロシアの戦場に展開し、重大なエスカレーション」を迎えたと発表した。同時に北朝鮮は「韓国の無人機事件」にも反応し、その発端を永遠に消し去ると脅迫した。

28日の記者会見で、NATOの事務総長は、北朝鮮軍がロシアのクルスク地域に展開していることを確認し、北朝鮮の介入がロシア・ウクライナ戦争を「全面的にエスカレート」させたと示した。

NATOのマルク・ルッテ事務総長は、「これは北朝鮮が、ロシアの違法な戦争に参加する重大なエスカレーションを意味する。また、国連安全保障理事会の決議に再び違反している。さらに、ロシアがしているこの戦争の危険をさらに拡大させる」と述べた。

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NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。